ユーザー事例
和洋女子大学 様
『infoCMS』を導入したことで
サイトでできること、やりたいことが増加
1897年の創立以来、『人を支える「心」と「技術」を持って行動する女性の育成』を理念に、数多くの自立した女性を育ててきた和洋女子大学。その建学精神をより多くの人に認知してもらい、高い志を持った学生を募るためにも、Webサイトを充実させることに早くから力を入れていた。しかし、活用していたシステムの停止により、従来のものに替わる新たなシステムの導入を余儀なくされたことを機に、「より使いやすく、費用対効果に十分満足できて、デザイン面もすぐれたシステムはないだろうか?」とリサーチした結果、『infoCMS』を知ることとなった。
CMS導入前の課題
- 伝統を感じさせる重厚デザインではあったが、テキストが多くとっつきにくい印象
- コンテンツが多く、ユーザーが目的の情報に辿りつくのに時間がかかっていた
- 作業に時間を要すため、更新頻度が低い「動かないサイト」だった
CMS導入後の成果
- 画像を効果的に配置できるグリッドデザインを取り込み、見やすさがUPした
- 受験生向け、在学生向けなど対象者ごとに入口を設けてスムーズな導線を作った
- SNSとの連動も分かりやすく、ユーザーにとってより親しみやすいサイトになった
『infoCMS』は複数人同時ログインOK作業効率もよくストレスフリー!
現在、和洋女子大学では、部署ごとにwebサイトの担当者が決められている。しかし、リニューアル以前は、web知識のある限られた人間しかサイトに携わっていなかったという。「以前使っていたシステムだと、ページを更新するためには、HTMLを打ち直してFTPでサーバーにアップする作業が必要でした。こうした作業は全職員が行えるものではなく、広報課の担当者が更新を担当していたため、サイト活性化の重要性を理解している人がそこにしかいなかったんです」
そう説明するのは、同大学で広報を担当している増川将太さん。増川さんによると、当時のシステムはPCスキルが低い人には使いこなせないものだったため、広報課にかなりの負荷がかかっていた。また、同じく広報に携わっている村杉若穂さんも、「サイトで発信したいことがあるのに更新作業が追いつかず、情報鮮度が落ちていることが多々ありました」と当時を振り返る。
そうした問題を改善すべく、「ブログ並みに手軽に更新できるシステム」を求めて、複数社にプレゼンをオーダーした結果、突出していたのが『infoCMS』だった。「Wordを使える人であれば、直感的操作で十分使いこなせるところに魅力を感じました。リンクや写真の挿入も簡単なので、ITに対して苦手意識が強い人でも、すんなり対応できるのではないかと思いました」と村杉さん。

また、自分たちでサイト更新できるようになった暁には、各部署の職員たちが同じタイミングで作業する可能性もあったが、『infoCMS』ならその点も安心だった。
「他の人の作業が終わるまで待つ必要がなければ、順番を待つストレスがありませんから」と増川さんは話す。実際に『infoCMS』導入後は、それ以前できなかった作業途中での一時保存にも大きなメリットに感じている。
「ちょっとした隙間の時間を使って、更新作業を途中まで進めておこうかなという気になりますし、これまでと比べて随分と気軽に、楽しく作業できています。それと、以前のシステムは、年季が入っていたためか反応が遅くてイライラすることがたびたびあったんですけど、リニューアルしてからはそうした状況に陥ることもありません」
リニューアルの準備段階から サポートの万全さを実感
また、リニューアルの準備段階では、インフォネット担当者のしっかりとした進捗管理に随分助けられたという。 「リニューアルに向けて動き出したのが2013年9月。約半年後の4/1オープンを目標としていました。9月の時点で全行程を提示していただいたのですが、その後は週1ペースで定例会議を設けてくださったため、一つひとつの工程にチェックをいれながら潰していくことができたので、進捗が非常に分かりやすく、次にどんなデータや素材を用意すればいいかも明瞭でした」と村杉さん。
もちろん、万全なサポート体制は、リニューアル後も変わらない。電話でのサポートを何度か利用したことがある増川さんによると、「同じ画面を開いた状態で説明してくれるので、どんな問題もすぐに解決する」とのこと。
そもそも、サイトオープン前に、学内でインフォネットによるレクチャーを受けているため、普段から、基本的な操作はなんら問題なくおこなえている。 「レクチャーは、大学のPC教室を使って5、6人で受講させていただきました。講義時間は2時間程度でしたが、インフォネットの担当者が講師役を務めてくださり、楽しく受講できました。説明も分かりやすくしっかりと理解できたので、今度は、自分が学んだことを大学の職員たちに教える番だと思っています」
新しいことに積極的にチャレンジする村杉さんの姿勢は、同大学創設者である堀越千代のイメージとも重なる。 「堀越千代さんは、今から117年も前にフランス式の裁縫を習得していた人なんです。彼女のすばらしい精神を踏襲して、伝統を守りながらも、最先端の要素も取り入れていけたらいいなと思います」
スマホ対応が完了したことで 見やすさはUP! 更新の手間は軽減!
その想いをwebサイト上にも反映させたいと考えた村杉さんは、デザイン作成にあたって「動きのあるもので」とオーダーを出したという。時代の変化に合わせて、新しいものを取り入れることのできる柔軟性を表現したいと考えてのことだ。結果として、インフォネットからあがってきたのは、ユーザーの導線を考え、効率的にグリッドデザインを盛り込んだ操作性抜群のサイトだった。
「トップページには、受験生、在学生、卒業生、一般・地域の方、企業・研究者それぞれに向けた入口を設けてもらいました。一つひとつのボタンをクリックすると、対象者に合ったコンテンツが上位に表示される仕様になってるんです。これは私自身とても気にいってるし、周囲の評判もすこぶるいいですね」
また、スマホ対応のページが見やすくなったことも、周囲からの評価の高さにつながっている。
最近は、PCではなくスマホで情報をチェックするという人が多いですからね。それに、スマホサイトを作ったことは更新する側にとってもプラスになっています。以前のシステムだと、PCサイト、携帯サイトのふたつを更新しないといけなかったんですが、今ではひとつ書き替えたらOKなので、作業し忘れることがなくなりました」 さらに、今後の目論見も頭の中で次々に生まれつつある。 「まずは、ブログコンテンツを使った情報発信を始めたいですね。教員の日々の仕事が分かるコラムはもちろん、うちの大学で習得できる学問と紐づいたニュースがメディアに取り上げられた際、その課目の担当教授に解説を書いてもらうのもおもしろいですよね」と増川さん。
また、村杉さんは、SNSの活用にも積極的だ。 「公式サイトに載せにくい情報って、大学の中にはたくさん転がってるんですよ。たとえば、オープンキャンパスでは学食は2種類程度しか用意されてないのですが、実際は豊富にメニューがあることを各SNSで紹介するのもいいし、学生のファッションを紹介しつつ、登場してくれた子が在籍している学部もさりげなく紹介する、なんてこともありだと思うんです。しかも、その投稿記事に公式サイトのURLを載せておけば、SNSから公式サイトに誘導することができるので、より多くの人に和洋の魅力が伝えられるはず。SNSから辿ってきてくれる人のためにも、CMSを使いこなして、今後は鮮度の高い情報も発信し続けたいですね」
ユーザー企業紹介

和洋女子大学
所在地/千葉県市川市国府台2-3-1
学長/岸田宏司
1897年、東京・麹町区飯田町(現在の千代田区富士見)に「和洋裁縫女学院」として設立。
『人を支える「心」と「技術」を持って行動する女性の育成』を使命として掲げ、高い自立心、思いやりの心を持つ、品行方正な女性を育てている。