ユーザー事例
国本学園 様
Webサイトを自在に操ることができれば
学園の魅力をより多くの人に届けられる
全国屈指の充実した情操教育が評価されている国本学園。1942年の創設以来、勇気と知識を兼ね備えた人材を数多く輩出し、社会に貢献してきた。在校生、卒業生ともに確かな品格を身に付けており、学園としては、そんな彼らの魅力、それを形成した学園のあり方や教育方針について余すことなく発信するためにも、Webサイトを存分に活用したいという想いがあった。しかし、従来のスタイルでは困難だった。幼稚園、小学校、中学・高等学校ごとにサイト制作会社が異なる上、学園内に高度なITスキルを持つ者が存在しなかったからだ。
ITに精通していなくても更新可能な 使い勝手のいいサービスを求めていた
文武両道を実践して、充実した学生生活を送る国本学園の生徒たちは、学園周辺ですれ違う人とも笑顔で挨拶を交わす礼儀正しさによって、周囲からの評判を得ている。学園側もこのことを誇りに思い、周辺住民のみならず、より多くの人に国本学園のよさを伝えたいと願っていた。そのための最も有効な手段は、Webサイトを上手に活用すること。そうと分かってはいながらも、しばらくの間は、具体的な行動に移せなかった。
「随分前からリニューアルしたいと考えていたんです。でもなかなか動けなかったのは、学園内にITに明るい人がいなかったためです。制作会社に対して、『もっとこうしてほしい』という意見を伝えられないという以前に、どうすればより魅力的なサイトになるのかが分かりませんでしたから」

そう話すのは、国本小学校で校長を務める矢崎昭盛さん。高度なITスキルを持つ者がいないからこそ、制作会社にはアイディアの提供を含めたサイト作りを任せたいと思っていたという。そこで、まずは制作会社の乗り換えを決意。インターネットなどで調べて見つけた会社の中から、気になるものを4社にまで絞って比較検討を始めた。
「比較の際には、コストに見合ったサービスを提供してくれることはもちろん、相談しやすさや対応の速さも重視しました。従来は、幼稚園、小学校、中学・高等学校それぞれが異なる制作会社にサイト制作を依頼していたのですが、リニューアルを機に一括したいと考えていたため、よりよいサイトを構築するためのアイディアとスピードを備えている会社が適任だと考えたからです」
CMS導入後はコンテンツの充実で、サイト訪問者数も飛躍的に上昇
白羽の矢が立ったのはインフォネットだった。その理由を矢崎さんは「担当営業の方が親切で、どんな細かいことを訊いてもやさしく教えてくれたんです」と語る。 「予算内でどこまで作り込めるのか、選んだプランだとどの機能まで使えるのかなど、随分質問しましたよ。それでも嫌な顔一つせずに答えてくれたから、予算や構築期間に関して確かな見通しを立てることができたんです。学園全体のサイトを統合するから作業にも時間がかかるし、予算や作業に関して先にはっきりさせておかないと不安だったんです。結果的にコストを抑えることができたので、助かっています」 全学校のサイトを統合したことで、サイト訪問者に、国本学園全体の魅力を伝えやすくなった。
「学校ごとに特徴があるんです。幼稚園であればしつけを大事にしていますし、小学校は少人数制で学べますし、命に関する話し合いを大切にしています。中高は平和教育に力を入れていますし、学園全体としては英語教育を見直していこうとしているところです。学校ごとにタブ分けした作りなので、個々の特色だけでなく、全体を通しての特色も表現することができるようになりました。そうした作りになったことで、発信する側としても学園全体の思想を伝えたいという意識が高まったので、掲載するに相応しい情報とそうでない情報の選別も行いやすくなりました」
学校の特徴を伝えやすくなったのは、サイト仕様のみが理由ではない。デザインも大きく関与している。 「うちは中高が女学校ですから、サイト構築の際は、『礼節と思いやりの心を大事にしている女性に相応しい、洗練されたデザインで』とお願いしました。そうしたら理想以上のデザインで、しかも何種類も上げてきてくださったので、その中からとりわけ気にいったものを選ばせていただきました。選んだデザインにキャッチコピーを入れたところ、さらに分かりやすく学園の魅力を表現できるようになったので、大変満足しています」
質問があればすぐに電話して、その場で解決できるのがうれしい
さらに、スマートフォン対応サイトができたことも大きかった。
「例えば保護者が、日々の子どもたちの様子を知りたいなと思ったときにも、電車の中など、移動の合間にさっと見ることができますから。見てくれる人が多いと、当然、作り手もうれしいもので、反響があったときにはアップした担当者はすごく喜んでいますよ」
記事のアップなどに関して分からないことがあると、逐一、インフォネットに電話で質問している。
「サポートセンターがすぐに対応してくれるから、分からないことを分からないままにしておかなくて済むんです。そもそも、リニューアルのタイミングでも、来校していただき、レクチャーを施してくれたので、新しいサイトが始動するときには更新の仕方はあらかた分かっていました。なので、何か新しいことをやろうとしたとき、不明点が出てきたら質問しているといった感じですね。近々、幼稚園から高等学校までのそれぞれのサイト担当者で集まって、今後の施策について話し合いをしようと思っているんですけど、そのときにもインフォネットさんに同席してもらいたいと思っているんです。その場で出たアイディアを実現できるかどうか、すぐに質問して確認することができますから」
重大な話し合いにも出席してもらいたいと思うのは、インフォネットの担当者との間に確かな絆ができているからこそ。
「情報発信について他校に遅れを取っていたので、インフォネットさんには、大変な分、やりがいを感じてもらえていたと思いますよ(笑)。いつまでも仲良くお付き合いしていきたいと思っているので、こちらの要望もきちんと伝えますし、逆に提案があるときにはどんどんアピールしてほしいですね」
インフォネットがその声に応えたことによって生まれたコンテンツの一つが、同窓生向けのページだ。
「卒業生に向けてメッセージを発信する枠組みを設けてくれたんです。卒業した後、住所が変わったことでお知らせが届かなくなったという人もいたと思うんですけど、Webサイトなら、全国どこにいても見てもらうことができますから。これからはWebサイトを通して、在校生や保護者だけでなく、OG、OB、そして入学希望者にも、国本の“今”を知ってもらいたいと思っているんです。なるべく定期的にチェックしてもらうために更新頻度を上げていきたいので、インフォネットさんからの新しい提案にも大いに期待しています」
ユーザー企業紹介

国本学園
所在地/東京都世田谷区喜多見8-15-33
代表者/理事長 辻 さくら
1942年創立。幼稚園(男女)、小学校(男女)、女子中学校、女子高等学校で構成。知識の習得とともに人格教育に力を入れており、「真心の発揮」「自然に対する素直さの涵養」「恩を知り恩に報ゆる心の育成」を校訓としている。